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空室の原因は水回り設備の老朽化

2026 7/12
広告
不動産投資
2026年7月12日
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※アフィリエイト広告を利用しています

「募集を出しても内見が入らない」「内見はあるのに決まらない」——そんな状態が続くと、家賃を下げるしかないのかと焦ってしまいますよね。毎月出ていく管理費や固定資産税を考えると、空室期間が1ヶ月延びるだけで胃が痛くなる気持ち、痛いほどわかります。私自身、不動産管理を18年続けてきた中で、同じように「なぜ決まらないのか」がわからず苦しんだ夜が何度もありました。

でも、家賃を下げる前にやるべきことがあります。それは、物件の「見えない老朽化」に目を向けることです。

目次

空室が続く本当の理由は、間取りでも立地でもない

空室対策というと、多くのオーナー様が家賃改定や広告料(AD)の増額から考え始めます。もちろんそれも有効な手段の一つですが、根本的な原因がそこにない場合、いくら手を打っても内見者の心は動きません。

私が水回り施工の現場に15年携わってきて痛感したのは、入居希望者が最初に「無理」と判断するのは、実は水回りだということです。リビングの広さや駅からの距離は写真や間取り図でイメージできますが、ユニットバスの黄ばみやキッチンの水垢、洗面台のひび割れは、内見の瞬間に「この部屋は古い」という印象を決定づけてしまいます。しかもその印象は、他の部分がどれだけ綺麗にリフォームされていても覆りにくいのです。

つまり空室の本質は「物件全体の魅力不足」ではなく、水回り設備という一点に集約された老朽化のサインを、入居希望者が敏感に察知しているということなのです。

さらに厄介なのは、この印象がSNSやポータルサイトの口コミを通じて言語化される時代になったことです。「水回りが古い」という一言のレビューが、次の内見希望者の目に触れてしまう。表面的な広告費の増額だけでは、この構造的な問題を覆すことはできません。

空室が長期化する3つの原因

原因1:設備の耐用年数を把握していない

ユニットバスや給湯器、キッチンには一般的に15〜20年程度の耐用年数があります。しかし多くのオーナー様は「まだ壊れていないから大丈夫」という感覚で判断してしまいます。壊れる前に古さが「見た目」に出て、それが内見での離脱理由になっているケースが非常に多いのです。

私が管理を任されたある物件では、設備自体は問題なく動いていたのですが、色あせたユニットバスと蛇口のサビが原因で、半年間空室が続いていました。オーナー様は「まだ使えるのに」とおっしゃっていましたが、「使えるかどうか」ではなく「住みたいと思えるかどうか」が入居の分かれ目なのです。

結局そのオーナー様には、ユニットバスのパネルと蛇口だけを交換する部分リフォームをご提案しました。工事は3日ほどで完了し、写真を撮り直して募集をかけ直したところ、2週間で申し込みが入りました。設備そのものは以前から機能していたのに、「見た目の新しさ」が入居の決め手になった典型的な例です。

原因2:修繕を「コスト」としてしか見ていない

設備更新には確かにまとまった費用がかかります。ユニットバスの総交換であれば工事費込みで50万〜150万円程度が相場です。この金額だけを見ると二の足を踏むのも当然です。しかし、空室が1ヶ月続くごとに失われる家賃収入と、修繕によって得られる入居率の改善効果を天秤にかけると、判断は変わってきます。

修繕は支出ではなく、物件の競争力を取り戻すための投資です。この視点の転換ができていないオーナー様ほど、空室の長期化に悩まされている傾向があります。

原因3:管理会社任せで現地を見ていない

管理を委託していると、空室の実態を写真報告だけで把握しがちです。しかし写真では伝わらない「におい」「水圧の弱さ」「排水音」といった細部が、内見者の印象を大きく左右します。私自身も現地に足を運んで初めて、報告書には書かれていなかった排水詰まりの初期症状に気づいたことが何度もあります。

現場を自分の目と鼻と手で確認することでしか見えてこない老朽化のサインがあるということを、忘れないでいただきたいのです。

解決方法:優先順位をつけた「攻めの修繕」

すべての設備を一度に交換する必要はありません。大切なのは、入居判断への影響が大きい箇所から優先的に手を入れることです。

優先順位の目安は次の通りです。まず水回り(ユニットバス・キッチン・洗面・トイレ)、次に給湯器などの生活インフラ、最後に内装のクロスやフローリングという順番です。水回りは入居希望者の第一印象を決める場所であり、費用対効果が最も高い部分でもあります。

また、全交換が難しい場合は、部分リフォームという選択肢もあります。ユニットバスであれば浴槽や壁パネルのみの交換、キッチンであれば水栓金具の交換だけでも、印象は大きく変わります。全部を変えなくても、「清潔感」と「新しさ」が伝われば入居者の心は動きます。

さらに2026年は省エネ基準への意識も高まっており、LED照明への切り替えや内窓の設置といった低コストで実施できる改善策も、入居促進の後押しになります。

加えて、修繕費は経費として計上できる場合が多く、資本的支出との区分によって減価償却の扱いも変わってきます。修繕を先延ばしにすることは、空室リスクだけでなく税務上のメリットを取りこぼすことにもつながるため、確定申告のタイミングと合わせて検討することをおすすめします。判断に迷う場合は、必ず税理士など専門家に確認してください。

今日からできる具体アクション

まず、空室になっている部屋、あるいは近々退去予定の部屋のユニットバス・キッチン・洗面台・トイレを、実際に自分の目で見に行ってください。写真だけでは判断せず、水圧や排水の様子、におい、パッキンの劣化まで確認することが第一歩です。

次に、耐用年数が15年を超えている設備をリストアップし、交換が必要な箇所に優先順位をつけます。そのうえで、複数の業者から見積もりを取り、部分リフォームと全交換それぞれのコストと効果を比較してください。

最後に、修繕後は必ずポータルサイトの写真を撮り直すことです。どれだけ良い修繕をしても、それが伝わらなければ内見にはつながりません。明るい照明の下で、水回りの清潔感が伝わる角度から撮影し直すだけでも反響は変わります。

まとめ

空室が続くと、つい家賃を下げることで解決しようとしてしまいます。しかし本当の原因が設備の老朽化にある場合、家賃を下げても内見者の印象は変わらず、根本的な解決にはなりません。まずは水回りという「入居判断の最前線」に目を向け、優先順位をつけた修繕を行うことが、遠回りに見えて実は一番の近道です。

とはいえ、どこから手をつければよいか、どのくらいの費用感が適正なのか、一人で判断するのは簡単ではありません。業者選びを誤ると、相場より高い見積もりを提示されたり、工事の質が低くて数年で不具合が再発したりすることもあります。「誰に頼むか」を間違えると、せっかくの修繕投資が無駄になってしまうという点にも注意が必要です。

私自身、水回り施工15年・不動産管理18年の実務経験の中で、数えきれないほどの空室物件と向き合ってきました。設備の見極めから修繕業者の選定、費用対効果の試算まで、実際の現場感覚でお手伝いできます。一人で抱え込まず、まずは今のお部屋の状態を一緒に確認するところから始めてみませんか。

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プロフィール

元職人から資格を取得し大手不動産管理会社へ転身。今も現役で働きながらアパート経営、株投資を本格スタート。経験談を元にいろいろと赤裸々に発信します。

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