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空室が埋まらない本当の原因はユニットバスかも

2026 7/17
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不動産投資
2026年7月17日
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※アフィリエイト広告を利用しています

「家賃を下げても内見が入らない」「なんとなく決まらない部屋がある」――そんな状態が続いていませんか。管理会社に言われるがまま広告料(AD)を積み増しても、思うように反響が伸びない。毎月の空室損失を見るたびに、胃が痛くなる気持ち、私もよく分かります。

物件を持つということは、数字だけでは片付けられない不安と向き合い続けることでもあります。ローンの返済は待ってくれませんし、空室が1部屋増えるだけで年間の収支計画は大きく狂ってしまいます。管理会社からの月次報告書を開くたびに、空室期間の欄を見て気持ちが沈む方も多いのではないでしょうか。特に築15年を超えたあたりから「なぜかこの部屋だけ決まらない」という悩みを抱えるオーナー様は本当に多いです。その「なんとなく決まらない」の正体は、実は内見の最初の数十秒で見られている水回り、特にユニットバスにあることがほとんどです。

目次

問題の本質:内見者は「間取り」より先に「水回り」を見ている

多くのオーナー様は、空室対策というと家賃の見直しや設備のグレードアップ(インターネット無料化など)に目が向きがちです。もちろんそれも大切です。ですが、私が18年間賃貸管理に携わってきて痛感するのは、内見者が部屋を決める瞬間の多くが「水回りを見た直後」だということです。

キッチン、洗面、そして特に浴室。ここが古びていたり、カビ臭かったり、床が黄ばんでいたりすると、間取りがどれだけ良くても「なんとなく古い」「なんとなく不安」という印象が先に立ってしまいます。入居者は理屈ではなく、水回りの清潔感で「この部屋に住む自分」を想像できるかどうかを判断しています。間取りや駅距離のスペックだけを競っていても、この感覚的なハードルを越えられなければ、内見はいつまでも成約に結びつきません。

空室が長引く3つの原因

原因1:ユニットバスの経年劣化を「まだ使えるから」で放置している

ユニットバスの標準的な寿命は15〜20年程度と言われています。水漏れなど致命的な故障がなければ「まだ使えるから」と交換を先延ばしにしがちですが、入居希望者が見ているのは「壊れているかどうか」ではなく「古く感じるかどうか」です。目地の黒ずみ、浴槽のくすみ、換気扇の汚れは、機能に問題がなくても内見時のマイナス印象に直結します。

原因2:家賃だけを競争軸にしてしまっている

周辺相場より家賃を下げれば決まると考えがちですが、2026年の賃貸市場では立地や築年数による二極化が進んでいます。人気エリアや築浅物件では家賃が上昇し、成約までの期間も短くなっている一方、駅から遠い物件や設備が古い物件は、家賃を下げても以前ほど反響が伸びなくなってきました。「値下げすれば埋まる」という感覚は、実はもう過去のものになりつつあります。設備が古いまま家賃だけ下げても、入居者は「安いなりの理由」を察知してしまい、かえって決まりにくくなるケースも少なくありません。私が管理している物件でも、家賃を1万円下げても反響が変わらなかったのに、水回りの部分補修に5万円かけただけで、翌月に成約したという例がありました。

原因3:水回りトラブルへの対応の遅さで、既存入居者の信頼を失っている

これは新規募集だけでなく、退去防止にも関わる話です。水漏れや排水詰まりの連絡に対する初動が遅いと、入居者は「このオーナーは管理をきちんとしていない」と感じ、更新のタイミングで退去してしまいます。私自身も管理を始めたばかりの頃、修繕の判断に時間をかけすぎて、入居者からのクレームを長引かせてしまった経験があります。あの時の「なぜもっと早く対応してくれなかったのか」という入居者の声は、今でも忘れられません。

その経験があったからこそ、今では水回りのトラブルに関しては「まず現地を見る」を最優先にしています。電話やメールだけで判断せず、実際に配管の状態や排水の流れを確認することで、応急処置で済むのか、本格的な修繕が必要なのかを初動の段階で見極められるようになりました。入居者にとって「対応の速さ」は、家賃の安さ以上に住み続けたい理由になります。逆に言えば、対応の遅さは、どんなに好条件の物件でも入居者離れの引き金になり得るということです。

解決方法:交換ではなく「見極め」から始める

いきなり70万〜150万円かかるユニットバスのフル交換を検討する必要はありません。まず大切なのは、今の設備が「機能的な寿命」なのか「印象的な寿命」なのかを見極めることです。

本当に効果が出るのは、闇雲な設備投資ではなく、入居希望者の視線に立った優先順位づけです。私が水回り施工の現場に15年携わってきた経験から言えるのは、次の3段階で判断するのが最も費用対効果が高いということです。

第一段階は、クリーニングと部分補修です。目地の打ち直し、鏡の水垢除去、換気扇の分解洗浄だけで「古さ」の印象は大きく改善します。費用は数万円程度に収まります。

第二段階は、水栓やシャワーヘッド、換気扇本体など「触れる部分」の交換です。見た目と使用感の両方が新しくなるため、内見時の好印象につながりやすく、費用も10万円台に収まることが多いです。

第三段階が、ユニットバス本体の交換です。これは築20年を超え、退去のたびに「お風呂が古い」という声が続いている場合や、空室期間が3ヶ月を超える部屋で検討すべき投資です。工事費込みで70万〜150万円が相場ですが、既存のユニットバスを新しいものに交換するだけであれば60万〜100万円程度に収まることが多く、タイル張りの在来浴室からの変更に比べると費用を抑えやすい傾向にあります。補助金(2026年は省エネ・バリアフリー改修向けの補助制度もあります)を活用できないか、リフォーム会社に確認することをおすすめします。

ここで大切なのは、「1部屋だけ交換して終わり」にしないことです。同じ号室タイプが複数ある物件であれば、退去のタイミングに合わせて計画的に交換を進めていくことで、工事の依頼をまとめてコストを抑えられますし、入居者からの印象も物件全体で底上げされていきます。場当たり的な修繕ではなく、数年単位の設備更新計画を持つオーナーほど、結果的に空室期間もコストも抑えられています。

今日からできる具体的アクション

まず、ご自身の物件のユニットバスがいつ設置されたものか、築年数と合わせて確認してください。次に、直近の内見レポートやアンケートがあれば「水回りに関するコメント」だけを拾い出してみてください。「きれいだった」「古かった」という一言に、驚くほど多くのヒントが隠れています。

そして何より、水回りのトラブル報告があった際は、24時間以内に一次対応の連絡を入れることを徹底してください。これだけで既存入居者の信頼度は大きく変わります。管理会社に任せきりにせず、対応スピードを定期的に確認する仕組みを作ることも、遠回りに見えて最も効果的な空室・退去対策です。

最後に、空室期間が2ヶ月を超えている部屋については、家賃を下げる前に一度、水回り専門業者による無料診断を受けてみてください。交換までいかなくても、部分補修だけで印象が大きく変わるケースは非常に多くあります。

あわせて、内見案内をしている担当者や管理会社の営業担当に「水回りについてどんな反応が多いか」を率直に聞いてみることもおすすめします。現場の生の声は、レポートの数字よりも多くのことを教えてくれます。オーナー自身が数ヶ月に一度でも物件に足を運び、実際にユニットバスの床や壁を自分の目で確認する習慣を持つだけでも、修繕のタイミングを見誤るリスクは大きく下がります。

まとめ

空室対策というと、つい家賃や広告料といった「数字」の話に偏りがちですが、入居者の心を動かすのは、水回りの清潔感という「感覚」の部分です。ユニットバスの交換は決して安い投資ではありませんが、正しい見極めと段階的な対応をすれば、必要以上のコストをかけずに空室期間を縮めることができます。

もしご自身の物件のユニットバスや水回り設備について、「交換すべきか」「補修で十分か」の判断に迷われている場合は、実際の現場を見なければ正確な診断はできません。無理な工事を勧めることは決してありませんので、お気軽にご相談ください。お困りごと相談はこちらから承っております。

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元職人から資格を取得し大手不動産管理会社へ転身。今も現役で働きながらアパート経営、株投資を本格スタート。経験談を元にいろいろと赤裸々に発信します。

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