株価には需給という側面があります。
信用で買っている側と信用で売っている比率を信用倍率と呼びますが、信用買いが多い状況が続くと将来的な売りが多くなるため上値が重くなります。
そんな視点で日経平均を見ると少しだけ傾向が見えます。
下の図はここ1年間の日経平均信用取引残高チャート。
かなり見づらいですが灰色の線が信用倍率です。
昨年の今頃も今と同じ水準でしたが徐々に上昇して5倍弱で推移していました。
ここ1年は上下を繰り返しながら少しずつ下落しているように見えます。
加えて信用評価率も見ておきます。
こちらはー20%に近づくと底打ちを意味するとも言われています指標になります。
今年1月~3月あたりに底打ちして現在まで評価損益率は改善傾向。
どこまで改善するかは分かりませんが、信用の需給と合わせて見ても徐々に改善傾向が伺えます。
勝手な推察ですが日本株の現物買いが増加している側面があると思います。
誰も先のことは分かりませんが株式投資をするうえで認識しておくことが大事。
今週28日は多くの企業が半期決算の権利付き最終日。
売買するならこの点にも注意しておきましょう。
今週も前向きに乗り切ます。