嫌な仕事です。滞納督促。
滞納初期にはコロナの影響で仕事が減って家賃が払えないと相談を受ける程度の滞納でしたが、滞納数ヶ月になると電話にも出ない連絡が取れない状況になってしまいます。
どの滞納者にも共通する傾向なんです。最初は払う意思がある、そのうち払えるようになるなど連絡が取れるのですが、3ヶ月を超えてくると突然音信不通になります。
その間に内容証明は何度か送りますし書面の投函も行うのですが連絡取れず。
仕方なく緊急連絡先の母親に連絡してコンタクトをとることになりましたがなんだか悲しいです。
コロナの影響であれば住居確保給付金の申請が有効ですよとお伝えしましたがそういうのは使いたくないそうで・・・。
申請には一定の要件があるのでどれかに引っかかるのかもしれません。
管理の仕事の中であまり気分のよい業務ではありませんが良いこともあります。
実務を経験できること。
初期滞納から長期滞納、悪質な滞納への対処や裁判手続きまでいろいろと勉強できます。
内容証明の作成から支払督促の申し立て、明け渡し訴訟、裁判所での和解協議など実務で経験できます。
今は弁護士の活用が進んでいるので少なくなりましたが、以前は裁判所に認めてもらい自ら出廷することも何度かありました。
テレビで見かける裁判シーンの原告側に自分が座るなんてなかなかできない経験ですからね。
でも、実際にはあの場で協議することはほとんどありません。意思確認程度です。
その後は原告、被告に分かれて別室で話し合うことになります。
一般の方々には身近に感じない裁判所ですが、相談してみると意外にも親身になって説明してくれたりします。
困りごとがあった際に気軽に相談してみるのも良いでしょう。
今回は滞納督促について触れてみましたが実務経験者としての視点でもっと深掘りも面白いかもしれません。
そのうち取り上げてみます。
今回はここまで。
ではまた^^