昨日、ソフトバンクグループの2022年3月期第3四半期決算発表がありました。
連結決算短信だけを見れば売り上げが増えているのに利益は大幅減。これは何を意味するのか。
決算発表資料で気になるところを拾ってみます。
当期純利益。とりあえずこれ。EPSやPERに大きく影響を与えます。
3兆から約4,000億へ減少。規模が大きいので落差も桁違い。
見ての通り中国への投資が32%も残っている。
ここが直近で半減しているので大きく影響を受けています。
この辺は世界的な中国ロシア対欧米各国の対立構造が変わらない限りは今後も影響を受けそうです。
ビジョンファンドなどの投資事業。
累計っていうのが気になります。
短期では大きく損失を出しています。
ビジョンファンドで7,677億の損失。
これが今後改善に向かえば問題はありませんが株価に影響されるので世界経済の低迷で株価下落が続けば儲けることはできません。
一時的な売却益は出せると思いますが継続はどうなのでしょう。
期待するならここ。
規模は小さくなりましたがビジョンファンド2は261社に投資しています。
この中で大規模に成長してくれる企業があればいいのですが。
成長まで面倒を見ることができなければ損失だけ拡大して終了します。
最後にarm。
ソフトバンクグループが何の会社なのか不透明に感じた部分。
孫さんの発表もarmへの成長期待ばかりを話していた。
何をするにも低電力消費が課題になる。
そのためには低電力で処理できる演算装置が必要。
それがarmなのだと。
ソフトバンクグループは半導体企業だったのか!?。
と言うことなので半導体企業として成長させることで莫大な売却益を得る根端。
投資会社なので仕方ありませんがarmを全面に押し出した投資戦略に過ぎません。
投資家はこの決算発表を受けてどう動くのか。
今日の値動きを楽しみます。
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