今回から数日は職人の職種を紹介します
まずはとび職
「職人と言えば」の代表格!
高所作業を難なくこなすスペシャリスト!
世間ではそんなイメージかと思いますがわたしにとってはとにかく「カッコいい」というのがわたしの印象!
若くスラっとした身なりの人、ニッカポッカがとっても似合う人が多いのです。
安全足袋を履いて高所の鉄骨のうえをスラスラと歩く姿はまぁ凄い。
そう言う意味では若い世代が活躍する職種かもしれません。年齢を重ねると職長と呼ばれる若い衆を束ねる立場になったりしますが、昔はやんちゃしたのかなと思える風貌だったりします。
大きな現場では一緒に働くことも多かったですが、比較的室内作業の多いユニットバス工事と最上階で働く鳶さんでは接点が基本的に少ないです。
接点と言えば、朝礼、休憩所、建設用リフトなどでご一緒するくらいでしょうか。
稀にクレーンを利用して搬入する時は手伝って頂き、無線マイクで「ゴーへイ♪、コースラー♪チョイスラー♪」とクレーンの運転手に指示出しをしてくれたこともありました。
ちなみに荷揚げする際は玉掛という資格が必須。わたしも取得していますが大変責任の重い資格になります。荷崩れが起きれば賠償責任問題ですし怪我をしたり命に関わることもあります。何トンもする資材を荷揚げする際は帯と荷物の間に指を挟んで千切れてしまうなんてこともあるのです。
危険と隣り合わせの仕事だからという訳だけではないと思いますがプロ意識は極めて高い。
たまにスーツを着た偉そうなサラリーマンが場内に入ってくることがありますが、危険であれば誰であろうと注意しますし激しい言葉を浴びせるでしょう。口は悪いですが仕事に対して真っすぐな姿勢を強く感じます。
鳶さんの基本装備は安全帯とラジェット。仮設足場のクランプ締め付けに使います。安全帯はその名の通り。地上12階建て鉄骨造骨組みだけの最上階なんて怖くてほんとに動けなくなります。そんな場所を仮設ロープに安全帯を通しただけでスラスラ歩きますからほんとにすごい。わたしもそれなりに経験を積んでますが足がすくんで一歩も動けませんでした。
とび職の収入は高め。さらに稼ぎたいという方は独立するか会社であれば出世するしかないかもしれません。職人全般的に言えることですが若いうちは年齢の割には高い収入を得ることができますがどこかで頭打ちになります。生涯設計という意味では子供が大きくなりお金がかかる頃に収入が増えていかないので計画的な貯蓄をおすすめしたいです。
もっと詳細なエピソードも書きたいところですが今回はこの辺まで。
メリハリのない内容で大変申し訳ないですが最後まで読んで頂いてありがとうございます。
現場経験者であれば少しはご理解頂けたのではと勝手に思っています^^;
明日以降も他の職種を自分なりに紹介していきます。
どうぞ宜しくお願いいたします。
ではでは^^