米国市場の利上げ観測でドル高と言われていますが実際にはどうなのか。
いろいろと見てみます。
↑世界の為替。一番左が日本円と動きを示しています。
緑が円安なのでリアルタイムでは円安。
主要国と日本円との為替チャートをチェック。
米ドル
↑110円付近で長らく推移していたものが直近で急騰?円安方向にブレイクしています。
為替の動きについてはあまり勉強したことないのでよく分かりませんが、これだけ動くとFXで大損している人がいそうで怖い。為替はそんなイメージ。
ローソク足で見る限りはそろそろ下(円高)に戻りそうな感じ。
ユーロ
↑こちらは米ドルよりも値幅があります。
直近で円安に動いていることがよく分かります。
直近だけで見れば米ドルと同じ動きです。
英ポンド
↑緩やかな下落基調も下は149ユーロで下支え。
直近で円安方向にブレイクしています。
ここも米ドル・ユーロと同じ動き。
豪ドル
↑緩やかな円高が進んできていたものが徐々に円安方向に動いて直近で一気に円安。
ここも他の通貨と同じ動きです。
ブラジル レアル
↑直近で円安に動いていますが他の通貨ほど円安が進んでいません。
ここ数ヶ月は円高トレンド継続。
南アフリカ ランド
↑直近で円安方向に動いていますがそこまでの円安にはなっていません。
動きとしてはブラジルレアルと似たような動きでしょうか。
香港ドル
↑よこよこから急激に円安。
香港は中国の影響で今後どうなるか分からないので微妙ですね。
人民元
↑人民元も円安方向に急激に動いています。
これはちょっと意外でした。
元との為替はあまり動かないとの固定観念がありました。
韓国ウォン
↑ずっと円高基調から円安にブレイク。
今後の動きに変化があるかもです。
台湾ドル
↑台湾ドルは変動幅が比較的少ないですね。
緩やかな円安基調でしょうか。
ロシア ルーブル
↑ヨコヨコから円安基調へ。
インド ルピー
↑直近では円安に動いていますがそこまでの円安ではないですね。
タイ バーツ
↑円高基調も3.3付近で円安へ転換でしょうか。
トルコ リラ
↑以前、トルコリラの国債購入を検討したことがありました。ここまで円高が進むとリラの価値はかなり下がっていると言えますね。
まとめ
主要通貨では大きく円安。その他は直近で円安に動くも全体的にはよこよこか微妙に円安と言ったところ。
何が影響を与えたかと言えばいろいろと複合的に作用していると思いますが、まずは日本の政治でしょうか。
総理が変わりこれから総選挙。
金のバラマキとも揶揄されていますが景気の良い話がボンボン出ています。現金給付も進むでしょう。
そして経済対策は25兆円規模とも言われています。
こうなると円が大量に供給されるわけですから円安になるのは当たり前です。
逆に今まで資金を供給していたのに円安に向かっていなかったのはなんちゃって資金供給だからだとわたしは思っています。
日銀が国債を大量に購入していますが市場に出回っている訳ではありません。
誰も使わずにプールされているだけというのが現状。
資金供給をするなら資金の価値を時限化しないとダメ。
そういう意味でGOTOキャンペーンは的を得た施策。
積極的に使った人が得をするとか平等ではないとか異論はありますが、議論ばかりで何もやらないよりはマシです。
このような状況から真水と呼ばれる資金が今後大量に市場投入されるとの憶測で円安が進んでいると勝手に予想しています。
株価については業績相場に移行すると見ていますので円安が利益に直結する企業は株価上昇と考えています。
米国の金利も上がっているので金融や保険は資産価値向上による恩恵があるかもしれません。
懸念材料は世界的に資源価格が高騰していること。
わたしが聞いた話では仙台で有名な牛タンの仕入れ価格が2~3倍に高騰しているようです。
個人経営のお店では仕入れすら厳しいと言っていました。
原油や天然ガス、小麦や大豆など輸入に頼る日本は仕入れ価格高騰によって大打撃もあり得ます。
この辺を視野に入れた投資戦略は必要なのでしょう。
今回はここまで。
ではまた^^
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