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ユニットバスの老朽化を放置すると空室が増える理由と対策

2026 6/05
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不動産投資
2026年6月5日
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※アフィリエイト広告を利用しています

「お風呂が古いから入居者が決まらない…」

そんなお悩みを、私はこれまで何度も賃貸オーナーさんから聞いてきました。水回り施工に15年、不動産管理に18年携わってきた私自身、実際に何十棟もの建物でユニットバスの老朽化問題と向き合ってきました。

「まだ使えるからいいか」という判断が、気づけば空室期間を何ヶ月も延ばし、最終的に大きな損失につながってしまう——これは珍しいことではありません。

水回りの老朽化は、目に見えないところで確実に入居率を蝕んでいます。

この記事では、賃貸物件のユニットバス老朽化が引き起こす問題、交換時期の見極め方、費用と費用対効果の考え方まで、現場の実体験をもとにお伝えします。

目次

なぜ「古いユニットバス」が空室の原因になるのか

今の入居希望者は、内見のときに真っ先にお風呂を確認します。特に20〜30代の女性入居者は、清潔感・収納・照明・シャワーの使いやすさに非常に敏感です。

私が管理している物件でこんな経験があります。築20年のマンションで、外観も内装もきれいにリノベーションしたにもかかわらず、なかなか入居者が決まらない部屋がありました。理由を仲介業者に聞いてみると「お風呂が古くて印象が悪い」の一言。ユニットバスを交換した途端、内見から申し込みまでわずか1週間でした。

物件の第一印象を決めるのは、キッチンかお風呂です。

2026年現在、賃貸市場はかつてないほど「設備の質」で選ばれる時代になっています。周辺に築浅物件が増え、入居者は比較検討する選択肢を豊富に持っています。そのなかで古いユニットバスは、家賃を下げてでも避けたいと思われる最大の理由の一つになっているのです。

ユニットバス老朽化の「本質的な問題」とは

見た目の古さだけが問題ではありません。老朽化したユニットバスは、次の3つの深刻なリスクを抱えています。

①設備トラブルによる緊急対応コストの増大

築15年を超えたユニットバスは、排水詰まり・シャワーヘッドの水漏れ・浴室乾燥機の故障・コーキングの劣化など、小さなトラブルが頻発するようになります。1件1件は数万円の修繕費でも、年間に積み重なると10〜20万円を超えることも珍しくありません。

私自身、ある物件で築18年のユニットバスに対して3年間で修繕費が合計32万円かかったことがあります。その時点でユニットバスを丸ごと交換していれば、修繕費の一部を充当できたうえ、入居率も改善できたはずでした。

「修理で凌ぐ」戦略は、長期的には最もコストが高くつく選択です。

②退去時の原状回復トラブルリスク

ユニットバスが老朽化していると、退去時の原状回復精算でトラブルが起きやすくなります。「使用前からあったカビ汚れ」「既存の傷」などと入居者が主張するケースが増え、費用負担の線引きが難しくなるのです。

国土交通省のガイドラインでは、設備の経年劣化はオーナー負担とされています。しかし劣化が進んだ状態で貸し出すと、入居者が「これは経年劣化なのか、自分の過失なのか」が曖昧になりやすく、退去精算が長引きがちです。

③建物全体の資産価値の低下

ユニットバスの老朽化は、単にその部屋の問題にとどまりません。水漏れが床下に及ぶと、建物の構造部分に影響が出ることがあります。特に木造アパートでは、長年の水漏れが気づかないうちに腐食を進め、大規模修繕費が膨らむ原因になります。

放置すればするほど、建物全体の修繕費を押し上げていく——これが老朽化設備の本当の怖さです。

交換すべき3つのサイン

ユニットバスの交換時期を判断するポイントは以下の3つです。

サイン①:築15〜20年を超えている

ユニットバスの一般的な耐用年数は15〜20年です。法定耐用年数(税務上)は建物と同様に22年とされることもありますが、実際の使用可能年数はもっと短いケースがほとんどです。

築15年を超えたら、設備の状態を専門家に点検してもらうことをお勧めします。特にコーキング(防水シーリング)の劣化、浴槽のひび割れ、パネルの変色・剥がれは要注意サインです。

サイン②:修繕費が年間5万円を超えるようになった

同じユニットバスに年間5万円以上の修繕費がかかるようになったら、交換の検討時期です。修繕費の累積と、交換後の賃料アップ・空室短縮による収益改善を比較してみてください。多くの場合、交換のほうが5〜7年の回収期間で元が取れます。

サイン③:内見後の成約率が明らかに下がっている

仲介業者から「お風呂が古い」「水回りが気になると言われた」というフィードバックが来たら、もう交換を真剣に検討すべき段階です。内見に来た人が申し込まない理由の多くは、設備への不満です。

内見者の声は、最も正直な市場調査です。

ユニットバス交換の費用と費用対効果の考え方

ユニットバスの交換費用の相場は、一般的に以下のとおりです。

本体(ユニットバス本体):25万〜100万円、解体・撤去費用:5万〜10万円、工事費・内装補修:20万〜50万円、合計:おおよそ80万〜200万円が目安です(建物の状態・グレードによって変動)。

「高い」と感じるかもしれませんが、費用対効果で考えると話は変わります。

例えば、月額家賃5万円の物件で、ユニットバス交換により空室期間が3ヶ月短縮できたとします。それだけで15万円の収入増。さらに家賃を3,000円アップできれば、年間3.6万円の収益改善です。100万円の工事費を5,000円の家賃アップで回収するなら、167ヶ月(約14年)かかります。しかし空室短縮効果まで含めると、実際の回収期間は5〜8年に縮まることが多いのです。

リフォームの費用対効果は、「工事費÷家賃アップ」だけで判断してはいけません。空室期間の短縮効果を必ず計算に入れてください。

補助金・減税制度を活用する

ユニットバスの交換には、自治体によっては住宅改修補助金や省エネリフォーム補助金が使えるケースがあります。また、賃貸経営における修繕費は経費として計上でき、税務上のメリットもあります。工事を検討する際は、地域の補助金制度を必ず確認してください。

今日からできる具体的なアクション

ユニットバスの老朽化対策として、すぐに取り組めることをお伝えします。

まず、築年数と修繕履歴の確認です。管理している物件のユニットバス設置年と修繕記録を今すぐ確認しましょう。15年以上経過しているものは、優先的に点検対象にしてください。

次に、仲介業者へのヒアリングです。「最近の内見でお風呂に関するコメントはありましたか?」と聞いてみてください。現場の声は数字より正直です。

そして、専門業者への見積もり依頼です。1社だけでなく、最低2〜3社から見積もりを取ることをお勧めします。工事内容・保証・アフターサポートを比較して判断しましょう。

最後に、費用対効果のシミュレーションです。工事費と、家賃アップ見込み・空室短縮効果・修繕費削減額を合算した収益改善額を比較してみてください。多くのケースで、思ったより早く元が取れることがわかるはずです。

「まだ使える」という判断が、最も高くつくことがあります。

まとめ:水回りへの投資が、安定経営の土台をつくる

ユニットバスの老朽化は、放置すればするほど問題が複雑になります。設備トラブルの頻発、入居率の低下、退去精算トラブル、建物の資産価値低下——これらは全てつながっています。

私が18年の不動産管理経験で学んだことは、「水回りへの適切な投資が、長期的な安定経営の一番の近道」だということです。特に2026年の賃貸市場では、設備の質が入居者選択の決め手になっています。周辺の築浅物件に対抗するために、水回りのアップグレードは最も費用対効果の高い施策の一つです。

「どこから手をつければいいかわからない」「費用対効果の計算が難しい」と感じている方は、ぜひ一度ご相談ください。現場経験をもとに、あなたの物件に合った最適な提案をさせていただきます。

👉 お困りごと相談はこちらから、お気軽にお問い合わせください。

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プロフィール

元職人から資格を取得し大手不動産管理会社へ転身。今も現役で働きながらアパート経営、株投資を本格スタート。経験談を元にいろいろと赤裸々に発信します。

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