アパート管理の業務に入居前の点検があります。
退去後のリフォーム工事完了を点検チェックし、申込頂いたあと入居前に行うのが入居前点検。
かなり重要な業務なのですが実際にやってみると意外に重労働。
今回は入居前点検について書いてみます。
まずは通電していない部屋については電気契約を行います。
通電してのチェックポイントは「エアコン」「換気乾燥機」「換気扇」「照明の球切れ」などが主なチェックポイント。
点検を始めたらすぐにすべてのスイッチを入れます。
換気扇などは作動してから数分後に不具合が発生することもありますので、なるべく生活環境に似た状況を作ることが重要。
球切れを見つけるのも同じ理由で重要です。
そんな訳で不具合が見つかる可能性も高い通電させてからの点検は入居日の1週間前くらいには行うのがベスト。
手直しをする時間を確保できないといけませんので。
先日はこの点検でエアコンの不具合が見つかりましたので点検の重要性を改めて痛感したところです。
早速、業者へ連絡して点検してもらったところ交換が必要とのことでした。
入居もせまっているので急いでもらったところ、依頼してから2日以内に交換するとのこと。助かりますね。
通電チェックの他に水廻りの点検も重要です。
ちょっとしたパッキンの交換から排水管からの漏水確認や浴室のシャワーヘッドからの漏水など細かいところまでチェックします。
水は一滴でも漏れるとまずいですからね。
たまに温水洗浄便座の故障が見つかる時がありますので作動チェックもしっかり行います。
次は建具の点検。
ドアの開け閉めや引き戸の動きなどがスムーズなのかの確認。
ラッチは適正に動くのかをチェックしたりキッチンや洗面化粧台の扉を調整します。
最近はソフトクローザーが使われている片引戸が多くなりましたが、こちらのソフトクローザーが上手く作動してくれないケースが増えていて点検する際のネックポイント。
上部に金具がついているので腕を上げないと作業ができないし、見上げる姿勢で作業を続けるとやっぱり疲れます。
先日の点検ではかなり苦戦しまして1時間以上も調整にかかってしまいました。
商品自体の歴史も浅いので初期型の商品はやっぱり不具合が多いです。徐々に交換して行かないとダメですね。
通電チェック→通水チェック→建具チェックが終わったら次は清掃です。
まずはサッシのレールの汚れをダスター刷毛で掃きます。
ダスター用の刷毛はなかなか万能であらゆる汚れを除去するのにおすすめです。
目立つ汚れを掃きだしたらあとはクイックルワイパーで部屋全体を拭き取りします。
小さな汚れや髪の毛などが残るとクレームに繋がるので入念に吹き漏れがないように行います。
最後に電気の切り忘れや漏水が無いかの再点検を行い終了。
だいたい30分ほどで完了しますが空室期間が長くなると2時間以上も点検に時間を要する場合もあります。
空室が長くなる場合は毎月の点検時に少しでも清掃しておくことが重要。
そんな時間を確保するのも大変なのですがあとでまとめてやるのも大変なので同じですね。
今日も同じような点検が多数あります。寒くなってきているので身体もキツイですが入居者さんに気持ちよく入居してもらいたいので頑張りますよ♪
今回はここまで。
ではまた^^
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